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頑固に変わらないデザインが、英国らしい魅力
設立後ほどなく発表された４ＷＤのランドローバーは、世界の自動車メーカーに多大な影響を与えました。端正で頑強なボディには気品さえ備わり、ランドローバー型シティユースカーがのちに続々とつづいたほど。
現行の製品もマイナーチェンジはありますが基本コンセプトは変わらず、「ＭＧローバー」のこだわりと製品に対する自信が読みとれます。このスタンスは自転車についても同様で、ローバーの自転車は技術改良は加えられて先鋭化していってもスタイルはあくまでスタンダードベーシック。そんなガンコさがまた魅力になっているのです。
またローバーの自動車にはラジエーターキャップにバイキングのマスコットが飾られ、これも変わらないアイコンで“英国を代表するバンパー”といわれるほどポピュラーです。1959年にデビューしたＰ５シリーズを女王陛下が愛車としたことで一気に「ＭＧ」は高級メジャー化し、その後３５００ＳＤ１シリーズではヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー賞に輝きました。
女王様も満足させる「ＭＧ」の自動車には、初代のモーリス氏から受けつがれてきた「遊びの精神」が凝縮されています。合理性・機能性一点張りにならず、デザイン的なユーモアセンスや空間的なゆとりなど「ＭＧ」には自動車にも自転車にもノーブルな遊び心が詰めこまれているのです。そのスピリットが今日の「ＭＧローバー」にも流れています。
ローバーの自転車の特徴